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RB20DET [実は大きく3種類に分類できる]
一般的には「前期型が赤ヘッド」「後期型が黒ヘッド」と認識されているが、実は「後期型に近い赤ヘッド」も存在している。(R31後期に搭載)
[主な特徴]
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主な搭載車種
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特徴
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前期赤ヘッド
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Z31フェアレディ
(前期・後期)
R31スカイライン
(前期)
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初期型のRB20DETエンジン。赤いカムカバーが装着されていることから「赤ヘッド」と呼ばれている。
インテークポートがツインポートになっているのが最大の特徴。低回転時には細く長いポート側が開き、高回転では太いポート側も開くことにより、低回転のトルクを損なう事なく高出力を得たはずだったが・・・数年であっさり廃止。
エアフロを初めとする各種センサーが7v電圧を基準としている為、最近のエアフロが流用できない。(絶対できないわけではないが、フルスケール7vのところに5vしか入力されないので、マップを変更しても精度が荒くなってしまう)
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中期赤ヘッド
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R31スカイライン
(後期)
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外見上は赤いヘッドカバーが搭載されており、一見すると「前期赤ヘッド」の様だが、中身は限り無く「黒ヘッド」に近い。
インテークはシングルポートになり、サージタンクも大容量化している。また、センサー電圧も5vになっている。
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後期黒ヘッド
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R32スカイライン
A31セフィーロ
C33ローレル
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プラグカバーが黒く、カムカバーがシルバーに変更された事により、「黒ヘッド」や「シルバーヘッド」と呼ばれている。
中身的にはR31後期に搭載された「中期赤ヘッド」とほぼ同等。
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※R31
GTS-Rに搭載されているRB20DET-Rは省略しています。
性能の違い
[大きなポイントは3つ]
カタログスペックで20psの差はいったいどこから?
[出力差に関係する機器類]
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詳細
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インマニ
(サージタンク)
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前期赤ヘッドでは、「低回転時には細く長いポート側が開き、高回転では太いポート側も開く、可変吸気ツインポート」が採用されているが、これがネックになり出力が低い。またサージタンクの容量も小さい為、高ブーストをかけてもエンジン内部に吸気が間に合わず、結果的に出力が上がらない。
中期以降はサージタンクが大容量化され、インテークパイプも太いシングルタイプに変更されている。
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ヘッド
(燃焼室形状)
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具体的にどのような形状変更をしたのかは定かでないが、後期型では改良されている。
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スロットルセンサー
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RB20エンジンには前期・後期問わず、「スロットルスイッチ(アイドル接点)」が存在し、アイドリング状態と加速状態を判断して燃料補正しているが、中期以降には更にスロットルの開度を判断する「スロットルセンサー」が追加された。
この「スロットルセンサー」によって、スロットル変化による微妙な燃料補正が可能になり、低回転でのフィーリングアップが実現されている。
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[その他の変更された機器類]
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詳細
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エアフロ
クランクセンサー
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前期赤ヘッドと中期以降では、センサーの駆動電圧が変更になっている。
エアフロの最大吸気時に発生する電圧が7v→5vに変更。
クランク角度センサーも出力電圧が変更されている。
ちなみに、現在でも日産のエアフロは5vが基準。なので、Z32などのエアフロがR32等に流用されるケースが多いのに対して、Z31に流用される事はない。
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エアレギュレター
AACバルブ
プレッシャーレギュレター
スロットルスイッチ
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インマニの形状変更に伴い、これらのセンサーも形状が変更されている。
スロットルスイッチはハーネスの極性が逆になっている。
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パワトラ
イグニッションコイル
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熱対策が施され、コネクタの形状も変更されている。
変換コネクタがあれば、後期型の物を前期型に流用可能。
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